昴宿

日本の文豪・宿曜まとめ・代表作&28宿も

夏目漱石

先日世界の画家の宿曜まとめを書きましたが、今回は日本の文豪・宿曜まとめで行きたいと思います。

つなぎや

28宿と代表作も紹介!



では行ってみましょー!!
()内は28宿です。

日本の文豪・宿曜まとめ

昴宿

◆泉鏡花(翼)
『高野聖』『婦系図』『歌行燈』
尾崎紅葉(張宿)の門下。紅葉を崇拝していた。極度の潔癖症だったそう。

◆谷崎潤一郎(柳)
『鍵』『刺青』『母を恋ふる記』
近代の日本文学を代表する作家。”文豪””大谷崎”と呼ばれた。

翼宿

◆川端康成(軫)
『伊豆の踊子』『雪国』『古都』
日本人初のノーベル文学賞受賞者。72歳でガス自殺をする。

◆高見順(壁)
『いやな感じ』『故旧忘れ得べき』『如何なる星の下に』
元コロムビアレコード会社員。妻・石田愛子が男と消え離婚している。

斗宿

畢宿

女宿

◆井伏鱒二(嘴)
『山椒魚』『黒い雨』『ジョン万次郎漂流記』
佐藤春夫(角宿)に師事。弟子に太宰治(井宿)がおり、鱒二の仲介で結婚式が行われた。

軫宿

◆里見弴(胃)
『多情仏心』『善心悪心』『今年竹』
有島武郎(奎宿)の弟。兄心中の際、”兄貴は女をあまり知らないか羅そうなった”と発言している。

胃宿

◆芥川龍之介(翼)
『羅生門』『蜘蛛の糸』『鼻』
夏目漱石の門下として漱石を尊敬していた。35歳で睡眠薬自殺。

◆夏目漱石(氐)
『こころ』『吾輩は猫である』『坊っちゃん』
”漱石”は正岡子規(嘴宿)が使っていたペンネームのひとつを譲りうけたもの。

◆宮沢賢治(奎)
『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』『風の又三郎』
仏教信仰と農民生活に根差した創作を行う。急性肺炎で37歳で亡くなる。

◆武者小路実篤(尾)
『友情』『人間万歳』『幸福者』
理想郷を実現するために宮崎と埼玉に新しき村を設立。

張宿

◆江戸川乱歩(虚)
『怪人二十面相』『人間椅子』『D坂の殺人事件』
エドガー・アラン・ポー(壁宿)からペンネームをとる。新人発掘にも力を入れ、高木彬光(奎宿)大藪春彦(氐宿)筒井康隆(胃宿)を見出す。

◆尾崎紅葉(亢)
『二人比丘尼色懺悔』『伽羅枕』『金色夜叉』
雅俗折衷を用いて流行作家となる。幸田露伴とともに「紅露時代」と言われている。

箕宿

◆山岡荘八(鬼)
『徳川家康』『からゆき軍歌』『海底戦記』
代表作『徳川家康』はビジネス小説としても読まれロングセラーとなっている。

◆横溝正史(女)
『八つ墓村』『犬神家の一族』『獄門島』
金田一耕助が登場する作品が有名。閉所恐怖症だった。

婁宿

◆阿部公房(婁)
『壁ーS・カルマ氏の犯罪』『砂の女』『箱男』
東大の医学部卒業。晩年にはノーベル文学賞候補として名前があげられていた。

星宿

◆志賀直哉(尾)
『暗夜行路』『城の崎にて』『和解』
多くの小説家から高い評価を得た。作品『小僧の神様』から”小説の神様”と呼ばれる。

◆永井荷風(箕)
『地獄の花』『あめりか物語』『すみた川』
森鴎外(氐宿)らの推薦で慶応義塾大学文学部で教鞭をとる。

◆正宗白鳥(危)
『入り江のほとり』『何処へ』『寂寞』
読売新聞社で文芸・演劇を担当していた。島崎藤村(氐宿)や徳田秋声(嘴宿)らと”日本ペンクラブ”を設立。

尾宿

◆黒岩涙香(心)
『巌窟王』(翻訳)『月世界旅行』(翻訳)
思想家、ジャーナリストでもある涙香。100を超える外国の小説を翻案している。

嘴宿

◆司馬遼太郎(翼)
『竜馬がゆく』『梟の城』『風神の門』
元新聞記者。歴史小説を多く執筆。

◆徳田秋声(胃)
『新所帯』『あらくれ』『縮図』
尾崎紅葉(張宿)の弟子。”紅葉門下の四天王”と呼ばれる。

虚宿

◆小泉八雲(斗)
『骨董』『怪談』『知られざる日本の面影』
ギリシャ生まれ、ヨーロッパやアメリカで暮らした。

角宿

◆佐藤春夫(女)
『田園の憂鬱』『都会の湯鬱』
多くの弟子を持ち”門弟三千人”と言われた。谷崎潤一郎(昴宿)の妻だった千代と結婚。

◆山本有三(軫)
『女の一生』『真実一路』『路傍の石』
小説家・松岡譲(翼宿)と久米正雄(翼宿)が漱石の長女・筆子(室宿)を巡り争った際、久米と仲が悪かった有三は久米の誹謗中傷を書いた怪文書を夏目家に送った。

参宿

◆幸田露伴(角)
『風流仏』『五重塔』『運命』
坪内逍遥(奎宿)の作品の影響で文学の道を志す。長女・幸田文(嘴宿)も作家。

◆林芙美子(斗)
『放浪記』『牡蛎』『浮雲』
下足番・女工・女給など様々な職を経験。『放浪記』により流行作家となる。

危宿

◆梶井基次郎(星)
『檸檬』『ある心の風景』『城のある町にて』
肺結核で31歳の若さで亡くなる。評価されるようになったのは没後。

◆坂口安吾(亢)
『白痴』『桜の森の満開の下』『不連続殺人事件』
純文学以外にも推理小説、歴史小説、随筆など幅広い分野の作品を発表。

◆横光利一(井)
『日輪』『上海』『機械』
川端康成と共に”新感覚派”と呼ばれた。”文学の神様”志賀直哉と同じく”小説の神様”と呼ばれた。

亢宿

◆織田作之助(虚)
『雨』『夫婦善哉』『青春の逆説』『俗臭』
フランスの作家・スタンダール(氐宿)の影響を受け小説家となる。

◆徳富蘆花(翼)
『不如帰』『自然と人生』(随筆)『黒潮』
兄は思想家・ジャーナリストの徳富蘇峰(女宿)。

◆堀辰雄(箕)
『風立ちぬ』『美しい村』『菜穂子』
肺結核で闘病し48歳で死去。療養地の軽井沢を舞台にした作品を多く執筆。

◆三島由紀夫(参)
『金閣寺』『鹿鳴館』『春の雪』
世界的評価も高い作家。クーデターで切腹自殺を遂げる。

奎宿

◆有島武郎(危)
『或る女』『カインの末裔』
父は大蔵省の官僚。ハーバード大学院・ハーバード大学退学。45歳で人妻と心中。

◆坪内逍遥(壁)
『当世書生気質』『小説真髄』(文学論)
シェイクスピア前週の翻訳でも有名。松本清張(胃宿)は逍遥に関する評伝小説『文豪』を発表している。

◆二葉亭四迷(張)
『浮雲』『かた恋』『平凡』
坪内逍遥(奎宿)の本名を借りて『浮雲』を出版。ロシア文学を多く翻訳もしている。

柳宿

◆小林喜多二(室)
『蟹工船』『不在地主』『党生活者』
プロレタリア文学の旗手として注目を浴びる。29歳で拷問を受け死亡。

心宿

◆中里介山(柳)
『氷の花』『大菩薩峠』
大菩薩峠がベストセラーとなっても六畳一間で質素な生活を貫いた。

◆山田美妙(尾)
『胡蝶』『武蔵野』
言文一致体運動、新体詩運動の先駆者。”東洋のシェークスピア”と呼ばれた。

井宿

◆太宰治(胃)
『人間失格』『走れメロス』『パンドラの匣』
当時作家の絶対的存在の志賀直哉(星宿)を”アマチュア”といった逸話がある。

室宿

◆国木田独歩(壁)
『武蔵野』『牛肉と馬鈴薯』『春の鳥』
肺結核にて36歳の若さで亡くなる。夏目漱石・芥川龍之介からも高く評価された。

◆夢野久作(鬼)
『ドグラ・マグラ』『少女地獄』『あやかしの鼓』
”夢の久作”は福岡の方言で”夢ばかり見ている変人”という意味。

氐宿

◆島崎藤村(張)
『破戒』『新生』『夜明け前』
姪のこま子と不倫関係となり妊娠させスキャンダルに。

◆森鴎外(心)
『舞姫』『山椒大夫』『高瀬舟』
12歳で年齢を偽り医学部(現在の東大医学部)に入学。非常に高い学力を持つ。

壁宿

◆吉川英治(井)
『宮本武蔵』『三国志』『鳴門秘帖』
菊池寛(房宿)と直樹三十五(婁宿)の論争から『宮本武蔵』が生まれた。

鬼宿

◆石川達三(星)
『蒼氓』『生きてゐる兵隊』
第一回芥川賞受賞者。ブラジルへの移民経験あり。

◆田山花袋(畢)
国木田独歩(室宿)・島崎藤村(氐宿)・柳田國男(柳宿)と交流あり。

房宿

◆菊池寛(壁)
『恩讐の彼方に』『父帰る』『真珠婦人』
文芸春秋を私費で創刊。芥川賞と直木賞を設立した人でもある。

◆中島敦(軫)
『山月記』『李陵』『光と風と夢』
高校教師。教科書編纂掛としてパラオに赴任される。気管支喘息で33歳の若さで亡くなる。

◆樋口一葉(斗)
『たけくらべ』『大つごもり』『ゆく雲』
『大つごもり』を森鴎外(氐宿)・幸田露伴(参宿)・斎藤緑雨(室宿)らが絶賛。24歳で肺結核で死去。


まとめ


先日の世界の画家ではあまりいなかった『胃宿』の文豪たちが錚々たる顔ぶれですね。
芥川龍之介・夏目漱石・宮沢賢治・武者小路実篤・・・
28宿でも胃宿は多いです。

星宿・嘴宿・亢宿も画家には少なく今回多かった宿です。
言葉に長ける星なのかもしれませんね。

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